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お彼岸と六波羅蜜

 今日3/18は春のお彼岸の入りです。春(3月)と秋(9月)、お彼岸の中日をはさんで前後3日間、つまり一週間がお彼岸の期間です。ちなみに、ご先祖様を供養するためお墓参りに参る、先祖供養のため彼岸会法要を行うといったお彼岸の諸行事・慣習は日本独自の文化です。
当山も昨日に墓地献花を終え、お墓参りにお越しの檀家さんもいらっしゃいます。
彼岸とはサンスクリット語の波羅蜜多(パーラミター)を訳したもので、「向こう岸に渡る」という意味です。
彼の岸つまり向こう岸は涅槃即ち仏様の世界です。彼岸の対語は文字通り「此岸」で我々が生きている世界です。我々の大いなる煩悩や迷いを大河に喩えて、彼岸(さとりの世界)に至るので、このように言います。
お彼岸の中日は太陽が真東から昇って真西に沈みます。ご先祖様のおられる西方の極楽浄土に一直線に通じますし、太陽の沈む方角に手を合わせご先祖様を偲び感謝する期間となりました。また、阿弥陀如来の浄土教信仰と結びつき、私たちも西方極楽浄土へ往生したいという願いは「日願」という字を当てました。
で、仏教では、此岸から彼岸へ渡るために6つの修行徳目を説きます。これを『六波羅蜜』といいます。京都に六波羅蜜寺というお寺があったり、鎌倉時代の幕府の役職に六波羅探題があったり、六波羅蜜という言葉は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
六波羅蜜とは、この世において私たちが仏様に近づくために実践するべき、六つの修行をいいます。

【1】布施:見返りを求めない応分の施しのことです。布施行は物だけではありません。席を譲る、優しい笑顔なども布施の一つです。別の言い方をすれば、自分にしてほしいことをすすんで人にするということでしょう。

【2】持戒:私たちは常日頃から自らを戒める事が大切です。法律、規則、道徳を守ることはもとより、「悪いことをしない、良いことをする」ということに尽きます。

【3】忍辱:不平不満を言わずにがまんする。単に堪え忍ぶということではなく、仏様の慈悲の心でもって、あるがままを認め、受け入れることに通じます。

【4】精進:努力して励むことです。我々の生命には限りがあります。貴重な時間を無駄にすることなく、日々、何事にも誠心誠意を尽くすことです。

【5】禅定:心静かに物事をみつめ、心を乱さないことです。不安な時は第三者の立場で自分自身を見つめる、そういった視点が大切です。

【6】智慧:私たちは仏性をもっていますので、貪りや怒り愚痴にとらわれることなく、仏様の智慧で真実の姿をみつめることです。その第一歩は「神様、仏様ならこうするだろう」と考える、そして行動する。そうすると諸事間違いがないと思います。

| 真之丞 | 14:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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