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大黒天護摩供法要を厳修

晴天に恵まれた去る2月11日、妙法寺では年中行事の「大黒天護摩供」が奉修されました(=写真)。護摩供の前に座敷で参拝者に冬の讃岐名物「しっぽくうどん」がふるまわれました。
12時45分開式で本堂で奉修された護摩供では大岡真祥住職が導師のもと、大岡真淳大僧正が出仕し、檀信徒並びに有縁の方々30名あまりが随喜しました。護摩供の修法では、大岡住職が燃え盛る炎に祈願護摩木をくべるとともに、祈願者の願いが書かれた木札を炎に一つひとつ当ててお加持し、諸願成就を祈願しました。
また、参拝者一人ひとりが護摩壇で添え護摩をし、それぞれの想いを胸に手を合わせて祈念していました。さらに『大黒天神経』が読経される中、大岡真淳大僧正が堂内を巡回し、お一人お一人に親しく大般若理趣分でお加持をしました。そして参拝者と一緒に『大黒天和讃』が唱えられました。
法要後、大岡住職から酒井雄哉大行満大阿闍梨の「一日一生」についてお話がありました。
今年の1月8日にNHKアーカイブスで『比叡山・千日回峰〜“一日一生”いまを生きる〜』
が再放送されました。比叡山の荒行である千日回峰行を2度満行された酒井雄哉阿闍梨の人生を通して、現代において私たちが今を生きる意味を考える機会となりました。
千日回峰行は、これまでの400年に40人ほどしか成し遂げていません。これは1日約40km、比叡山内を駆け足で歩いて礼拝する修行で、その総距離は地球一周分に相当します。700日が終わった際に行われる「堂入り」では、9日間飲まず食わず・不眠不臥でお経や真言を唱え続ける壮絶なものです。酒井さんはこの堂入りと京都大廻りを経て1980年に1度目の千日回峰行を満行されました。
回峰行は真夜中の2時に出発し、6時間ほど掛けて255箇所の定められた場所を礼拝し、巡礼しますが、すべてのものに仏が宿るとする天台宗の教えを実践し、不動明王と一体となるための修行であるといいます。行者は、白装束に独特の編笠を被り、わらじに行灯という出で立ちで、腰には短刀と紐を持ちます。これは自害の時の備えてのことです。
酒井さんに『一日一生』という著書があります。一日一生とは、今日一日を一生だと思って生きるということです。また、今日、嫌なことがあったとしても、明日は、また新しい一生が始まる。新しい自分がそこにいるということでもあります。
日々の回峰行で履くわらじ。一日でダメになるわらじを見ると彼の胸には「一日一生」という言葉が浮かび、わらじが一日の人生の始まりで終わりだと感じたといいます。酒井さんは、「誰にとっても、生きていることが修行」と説きます。突き詰めていくと、今が一番大事だといい、生きるということは、その間に仏に向けての人生の論文を書くようなもので、死んだ時に報告ができるように今を大切にしなければいけないといいます。
千日回峰行も一日一日の積み重ねです。「一日が一生 」と考える、一日 を中心にやっていくと、今日一日自分のペースで全力を尽くして明日を迎えようと思えます。一日一善だっていい、一日、一日と思って生きることが大事です。何にも変わらないようにみえても、自分自身はいつも新しくなっていて、毎日毎日生まれ変わっているんだよ、一日だって同じ日はないから。
毎日自分らしく、一生懸命過ごす事を積み重ねるのが大切なのではないでしょうか。今日は是非「一日一生」という言葉を持ち帰って頂き、これからの人生の指針にして頂きたいと思います。
と法話されました。
最後に参拝者に大黒天御守と木札が授与され、今年の護摩供法要が終了しました。皆々様のおかげをもちまして、無事に終えることができましたこと、参拝の皆様、ご祈願をお申込下さった皆様に心より厚く御礼申し上げます。

 

護摩供の様子

| 真之丞 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
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