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七猿の歌
去る9/6は会議で比叡山麓の坂本出張でした。湖西線比叡山坂本駅から歩いて行くことが多いですが、坂本地区は穴太衆が積んだ「石積みの里坊」としても有名です。
日吉馬場から滋賀院門跡や天台宗務庁へ曲がるところに「見聞くこと いはでもかなはざるものを 浮世の中に交る習は」という石碑があります(=写真)。ネット探索して出典がようやくわかりました。元三大師(慈恵大師)良源の「七猿の歌」の一つです。ちなみに良源は(912〜985)第18世天台座主で霊験強く、比叡山中興の祖といわれる高僧です。
見聞くこと いはでもかなはざるものを 浮世の中に交る習は
◎三猿
http://yamabiko.ciao.jp/30_kotoba/2005_02/518_sanen.html
で、「七猿の歌」ついて、山田恵諦著『元三大師』の本に解説されていますので、これに従って紹介します。
(1)独り書して交わらざるを愈(まさ)るとする
○つらつらと うき世の中を思うには まじらざるこそ まさるなりけれ
(2)世に処する視聴(みきき)かつ言(ことば)なきを得ざるを歎ず
○見聞かでも いわでもかなはざるものを うき世の中にまじるならいは
(3)世を厭わざるを悔ゆ
○つれもなく いとはざるこそうかりけれ 定めなき世を夢とみながら
(4)視ざるを愈(まさ)るとなす
○何事も 見ればこそげにむつかしや 見ざるにまさる ことはあらじな
(5)聴かざるを愈(まさ)るとなす
○きけばこそ 望もおこれ、はらもたて きかざるぞげに まさるなりけれ
(6)言わざるを愈(まさ)るとなす
○こころには なにわのことを思ふとも 人のあしきは いはざるぞよき
(7)思わざるを愈(まさ)るとなす
○見ず、聞かず いはざる三つのさるよりも 思わざるこそ まさるなりけれ
七猿歌とは、日吉山王権現の使いである猿と、山王七社に因んで、「さる」という言葉を詠み込んでつくられた七種の歌の処世訓です。
庚申さんに供えてある「みざる」「きかざる」「いわざる」の三猿は、元三大師のこの歌から出ているということです。
(1)まず志を立てるのは独りをよしとする。(2)世間と共に移り変わる。(3)世の厭うべきを覚る。(4)(5)色・声を空しくする。(6)他人の好悪長短を説かず。(7)一切の善悪すべて思量することなかれ。
この歌の真意をさとることができれば、それは仏様のさとりあると、安楽律院の光謙比丘がおっしゃているとのことです。
| 真之丞 | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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