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のし紙と包装紙の関係〜内のしと外のし〜

鈴木法衣店様から年に3回くらい?カタログが送られてきます。もちろん寺院向けの法衣や御袈裟などに関する販促カタログなのですが、「さすが!」と思う内容の記事・コラムが時々あります。名刹&活躍されている寺院住職様の紹介や、数年前には寺報(お寺だより)の作成方法の連載なんかもありましたね。
さて、鈴木法衣店様の『すずきの記念品カタログ創刊号』(平成27年2月発行)に「贈答と包装」についてのコラムが掲載されています。
当ブログをお読みの方も、年に何回かは必ず包装・ラッピング、そして熨斗(のし)をつけられる機会があると思いますので、参考になればと思い、転載させていただきます。

 

外のし・内のし

 

◆さまざまな節目に想いを込めて…
引き物(引き出物)の歴史はとても古く、平安時代にまでさかのぼります。
当時の貴族や権力者たちが、結婚式や祝いの席で、招待した客人へのお礼として馬を贈っていたことが、現在の引き出物の起源になっていると言われています。
鎌倉時代になると武具や砂金を、江戸時代になると、鰹節や鯛を贈るようになります。時代の流れに寄り添うように、贈り物の中身も変わってきたのです。
明治時代になると、既に貴族や武家の間で広まっていた「御中元」「御歳暮」の習慣が、一般人にも広く浸透していきます。
贈り物は、「日頃の感謝の気持ちを伝える、大切な習慣」として、広く定着し、贈り物の文化を形成していきました。

 

◆のし紙と包装紙の関係〜内のしと外のし〜
贈答品に欠かせない「のし紙」と「包装紙」の関係において、先に包装紙で包んだ上からのし紙を掛ける『外のし』[図1]と、先にのし紙を掛けた上から包装紙で包む『内のし』[図2]との二方式があり、どちらが正しい包み方なのかの考え方が分かれるところです。
日本では古来より神事において神饌(しんせん・神様の食べ物を供える際の儀礼作法)として発祥した「包み作法」が、和紙で包み束ねて水引で結びとめた形状(現在ののし紙の原型)に、いわゆる包装紙とのし紙を兼ねた様式であったことから長きにわたり用いられてきました。
大正時代の頃には1枚の紙に印刷された現在ののし紙が出現する一方で、包装紙で美的に包んで贈り物をするというラッピングの習慣が欧米文化の一端として伝わり、根付いてきたという歴史的な経緯があります。
包装紙は美的感覚を備えているものとはいえ、贈答品本体の保護を本来の目的としているのに対して、のし紙は儀礼作法に基づいた冠婚葬祭の名儀式において慶弔の儀礼を表すことを本来の目的としていることから、基本的には贈答品本体(または外装箱)を包装紙で包んだ後にのし紙を上から掛けるという方式(外のし)が本来の正しい形と言えるのではないでしょうか。

 

いかがですか?。商品を購入し、包装の際、店員さんから「内のしにしますか?外のしにしますか?」と一度は聞かれたことがあると思います。このコラムを見るまでは、その時の気分?で決めていましたが(笑&汗)、このコラムを知ってからは、できるだけ「外のし」にするようになりました。
 

| 真之丞 | 08:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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